ハンガリー全世界遺産訪問 第一日目

1、5月6日(金) 晴れ  走行距離 約85km

浅草橋(0558発)アクセス特急(0656着)成田空港
成田離陸(1119)ウイーン着陸(1532)ホテル着(1727)

1-1 出発

お茶の水(0530発)(0539着)浅草橋(0558発)アクセス特急(0656着)成田空港

 昨日で大型連休が終わり、今日から旅行に出かける人は少ないだろうとの予想通り、電車は空いていた。アクセス特急もがらがら状態。前回の時のようにスーツケースを持った人で満席になることもなかった。
 空席が目立ったのは、ゴールデンウイーク後と言うこととともに、やはり3.11が響いているのだろう。

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1-2 成田空港にて

 空港内も閑散としている。やはり連休が終わったためばかりではなく、福島原発の影響で外国人が日本に来なくなっているためだと思う。たまに外国人を見ると、よくぞいてくれると、感謝さえ覚える。
 まさに今、日本は世界中からはじかれているが、我々もこうして日本を離れていく。
 などと考えながらもやはり腹ごしらえが必要だ。まず空港内のコンビニで朝食を購入。noriは幕の内弁当を、junはサンドイッチ。飛行機の見えるイス席を探して食べた。第1ビルすなわちスターアライアンス系には、食堂も比較的安いところがあるが、コンビニ弁当には叶わない。

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1-2-1 カードラウンジ(0730~0830)

 まだ旅行会社の受付までには時間があるので、恒例のカードラウンジへ。搭乗券は手にしていないが、ツアーの行程表を見せてOK。ただここには羽田と違ってクロワッサンがない。飲み物だけだ。noriは早速パソコンを開いたが、junが楽しみにしていた新聞は、休刊日ということでなく、また、週刊誌等もなかったので結局手持ちぶさたでウロウロするだけだった。
 ビデオも昔のと同じものだ。まぁゆったり座れるソファーがあるだけの特典になってしまっている。おまけに、第1のは第2より狭い。

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1-2-2 集合(0915)

 受付時刻近くなったので、ますはスーツケースを受け取りに行った。いつもなら受付カウンター近くまで荷物があふれているのに、ここもガラガラ。すぐに運んできてくれた。
 それから指定されたK25カウンターへ行くと、既に受付が開始されていたので、すぐに手続きを行う。団体チェックインということで、座席はもう決まっていた。
 添乗員は、すこぶる若い女の子だった。電話での感じでは、対応がハキハキしていて好感が持てる子のようだった。
ボーディングパスをを手にしてオーストリア航空のカウンタへ行き、荷物を預ける手続きを行う。座席は20のHJ。3-4-3の並びの3人席の通路側。ただし今日は50パーセント程度の乗客なので、隣の席は空いているということだ。 それから再集合をして、いつもの説明を聞いてから出国手続きとなった。
 今回の参加者は16人。内夫婦者は2組だけ。他にも男性グループとか女性グループがあって、全くの一人旅という人の方が少なかったように思う。が、個人客が多いのには変わりは無い。最近夫婦参加の人が少なくなっているようだが、個が自立してきたのだろうか。
 出国の際の自動チェックインは相変わらずスムーズにいかず、手間取った。どうも指紋認識がうまくいかない。今回も結局は有人の列に並んだ方が早かった。したがって、今回はパスポートにスタンプを押されてしまった。

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1-2-3 KALラウンジ(0930~1020)

 すぐにいつものKALラウンジへ行く。
 その通路にある動く歩道は節電のため動いておらず、また照明も薄暗くて、本当に営業しているのかと不安になるような状態だった。いつもなら人があふれているはずのマックにも客が殆どいなかった。呼び込みさえやっていた。
 KALラウンジは改装が終わって入り口が変わっていた。中が広くなってトイレも自前のものがついた。
 ここで、いつものようにワインをいただき、おにぎりをリュックの中にゲット。noriは遠慮がちに1個だったが、junはしっかりと2個。これが今夜の我が家の夕食となる。

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1-3 機内にて  <OS52  20HJ>

搭乗(1035)動く(1100)離陸(1119)

 オーストリア航空はこれで3度目になるかな。真っ赤な制服と温かいパンとインスタントラーメンが印象に残る航空会社だ。
 今回は日本語の話せるアテンダントが多く、日本便ということで選ばれた人たちなのかなと思った。
 座席は20のHJ。ちょうど羽の所で折角窓際だったがあまりよく外は見られない。が、やはり二人しかいないので、ゆっくりできた。本当に半分くらいしか乗っておらず、皆適当に動いて座席を占めて横になっていたようだ。
 ほぼ予定通りに離陸。

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1-3-1 初めの食事

スナック(1140)食事(1200)

 まもなくいつものスナックといつもの赤ワイン。いわゆるウエルカムドリンクかな。
 それから食事。チキンとビーフの2種類あるので、それぞれ選択。チキンにはライス、にんじん、グリンピースが添えられていた。ビーフはご飯ではなくヌードルだった。二人とも横にあった日本そばから口にする。滅多に口にすることはないが、こうして日本を離れるときにはことさらおいしく感じる。勿論温かいパンも添えられている。
 飲み物は、noriは赤ワインをjunはビールを飲む。
 食事強盗としていると、期待はシベリア上空にさしかかったようだ。大地は未だ氷に閉ざされている。

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1-3-2 軽食
 (日本:1655・・・-7時間・・・現地:0955)

 窓も閉められ、機内の明かりも落とされて、しばらくはお休みタイムになる。
 が、見たいような映画もないので、ゲームをしたり眠ったりして過ごした。
 待ちに待ったカップラーメンの時間になったのを機に現地時間に合わせた。-7時間。日本では夕方の5時頃になる。
 今回おにぎりはなかったので、全員がこれ。お湯はぬるいが仕方ない。このときも赤ワインをもらう。

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1-3-3 朝食(1410)

 何度かうとうとしながら、また一眠り。そうこうしているうちに、機内の明かりが点灯され、おしぼりが配られてようやく朝食の時間となった。最初の写真は飛行マップの間に流れるものだが、前回では「Daily delhi」というのもあったのだが、今回はなくなっていた。毎日就航ではなくなったと言うことだろうか。
 さて朝食は軽めの内容。スモークサーモンがメーン。レタスやトマト、コーンポテトサラダなどが添えられていた。パンを選んでから自分でサンドイッチにした。
 機長から、ウイーンは天気は晴れ、気温は16度という説明があり、いよいよ着陸が近いことが知らされた。3枚目の写真を拡大すると、右下にバラトン湖と書いてある湖はハンガリー領。数日後に訪れる。ブラチスラバはスロバキア領であるが、ブラチスラバの「ブ」の字のところにあるのがフェルテー湖で、23.8%がハンガリー領。この北西端(左下)あたりに今日の宿泊地ショプロンがある。

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1-4 ウイーン空港にて 着陸(1532)

 入国手続きもすぐにできた。ここまで来るのにそれほど時間がかかったわけでもないのに、行列ができていなかったからだ。前回の行列や混雑ぶりは嘘のように閑散としていた。
 後からきた団体は、隣のヨーロッパ専用のカウンターでも手続きができた。今日の係員は鷹揚だ。というよりそちらの窓口もガラガラだった。
 すぐに手続きを終えて荷物を受け取りに行くと、スーツケースはポーターがいてすべてやってくれた。小さな旅行会社は、こうしたサービスも忘れない。と言うよりそれも料金込みと言うことか。
 誰かが言っていた。「高いのには高いなりの理由がある。」
 特にこの会社は、出入国カードや燃油サーチャージの料金も混みになっているのだから、比較するときには、結構馬鹿にならないこの料金も考え合わせる必要がある。

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1-5 ショプロンへ

空港発(1612)国境通過(1715)

 入国したのはオーストリアで、観光するのはハンガリー。
 移動はバスになる。優に一人二席を占めることが出来るという贅沢さだ。
 運転手さんは”ファルカス”さん。ハンガリーの方。この人、前説でも書いたが非常に重な運転をする人だった。
 そのバスの待つ駐車場へ行くときに、前回入国のお世話になった日本の方とすれ違った。今日も忙しそうに歩いていた。たぶん我々と同じ飛行機で来たグループの出迎えだろう。バスが走り出しても、ぜんかいのふくしゅうは続く。最初に目に飛び込んでくるのは、コンビナートの一角。なぜか空港のそばにこのような、一見危険な施設があるのだろうと前回も思った。
 とはいえ、1時間ほど走ると国境地帯になる。国境と言っても特に手続きなどがあるわけではないが、以前の名残のゲートは残されていた。前回のオーストリアからドイツの間には何もなかった(看板はあった)ので見過ごしてしまった国境だが、ここでははっきりと分かった。やはり「自由主義国家と社会主義国家時代」は、厳しい取り締まりがあったのだろう。
 国境は写真はだめですと言われたが、ゲートに人がいる様子もなく、車はどんどん通過していくのに、何故駄目なのかわからなかった。と言うわけでもないが、写真を撮ってしまった。

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1-6 ショプロン  <ホテル ショプロン  302号室>

ショプロンホテル着(1727)

 ホテルは小高い丘の上にある。302号室というのは最上階だ。
 ホテルの玄関脇からは、町のシンボル「火の見塔」が見えた。
 部屋もあまり広くなく、ベッドも小さめだ。大きな外国人には狭すぎるのではないかと思うくらいだ。スーツケースの置き場にも困ったが、何とか工夫した。ただ、バスタブがあるのが有り難い。しかもこちらは広くゆったりと足を延ばすことができた。ただ、ドライヤーはあるが、石鹸等はいっさいない。
 また、ここには地下に男女兼用のサウナがついている。水着着用とのことだ。その鍵が、部屋のと一緒についていた。
 エアコンのリモートはフロントから借りることになっているが、必要を感じなかったのでパス。

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1-7 散策 (1830~)

 ホテルでは両替が出来ないというので、それも兼ねて、添乗員が町へ連れて行ってくれるというので、それに参加。
 普通は町の両替所ではしないようにと注意されるが、今回は初めから町の両替所を使う。小さなドアを開けて中に入る。こぢんまりとした小さな店だ。パチンコ店の景品交換所のよう。二人それぞで20ユーロずつ。5120フォリントになった。後ろの人はもうお金がないと言うことで両替できなかった。
 町中は、アールヌーボー調の建物が建ち並ぶ。町歩きも楽しそうだ。
 さてお金が手に入った一行は、それから小さいスーパーへ行く。一回りしてからさらに大きなスーパーへ行く。ここはものすごい込みようで、レジにも行列ができていたので、我が家はビールの購入をあきらめてホテルに戻ることにした。
 一緒に帰るというご婦人が付いてきたが、おしゃべりなのには閉口した。junは適当に相づちを打っていたが、noriは二人から離れていた。

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1-8 部屋にて

 夕食は付いていないので、成田のKALラウンジで手に入れたおにぎりを食べた。
 その後入浴してからベッドに入った。携帯を見たら、時刻が自動修正されて、こちらのものになっていた。
 9時頃、早めに就寝。

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