ハンガリー全世界遺産訪問 第五日目

5、5月10日(火)晴れ27度 走行距離約200㎞

起床(0430)朝食(0650)朝の散歩(0715~0850)ペーチホテル発(0945)初期キリスト教の礼拝堂(1002~1055)モハーチ(1150~1230)昼食(1400~1520)カロチャ民芸の家(1531~1612)ケチケメートホテル着(1743)散策(1805~1910)夕食(1930~)就寝

5b カロチャ と ケチケメート(その1)

5-7 カロチャへ

 またしばらくはバスを走らせることになる。
 途中珍しくトンネルが見られた。山があっても低いので,殆どトンネルは必要ないのだそうだが、ここではいくつか並んであった。ガイドさん曰く、トンネルなど作らなくてもよいのに、政治的な利権が絡んでこうしたものが作られていると。
 13時23分頃、ドナウ川を越えると、もうカロチャの看板が見えてきた。
 と、その前にまた菜の花畑でストップ。どこの国でも、菜の花は一面に、見渡す限りに広がっている。何度もこうした風景を見ているので、さほど珍しいとも思わないのだが、ここは皆さんに付き合って写真タイムに参加。

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5-8 昼食(1400~1520)

 レストラン、Kek Duna Vendegloにて。
 肉団子スープ、ロールキャベツ、ドーナッツ、コーヒー。食前ワイン付き。
 ロールキャベツはよく煮込んであっておいしかった。またドーナッツも日本のとは違ってサクサクしてこれまたおいしい。量があったにもかかわらず完食。
 食事時に置いてあったパプリカも美味しかったのでお土産に買う。500Ft。我が家が最後で売り切れ。パプリカそのものもサービスにもらう。丸いタイプのが辛いそうだ。

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5-9 カロチャ民芸の家(1531~1612)

 カロチャは、農家の軒下に干してある香辛料用のパプリカや、壁に色鮮やかな花模様の描かれた家、レース地に色とりどりの繊細な花模様をあしらった刺繍製品や民族衣装などで知られている。
 我々は、200年前に建てられた民家を利用した民芸の家に立ち寄った。まぁ土産物屋に併設された民芸の家だか、民芸の家に併設された土産物屋なのかあまり判然としないところだったけれど(この会社基本的に土産物屋に立ち寄らないのがポリシー)。
 入り口突き当たりが台所になっている。左手が客間。3~4つの部屋があるのが一般的な家の作りだそうだ。ガイドさんの祖父母はこうした家で生活していたというから、
 客間には壁から暖炉などにカロチャの刺繍と同じ様な模様が施されていた。以前は天井だけだったが、第一次大戦後は床にまでも描くようになったそうだ。ベッドには枕が沢山あったが、それは豊かな証拠だとか。
 他の部屋には、刺繍製品や民族衣装などが展示されていた。
 刺繍の伝統的な色は赤と紫。若い人は赤などであでやかなものを身につけるが、年上の人、結婚した人は赤は無しで、紫(青)を基調にするとか。色とりどりにはしないのだそうだ。
 また結婚式などを含めてこうしたカラフルな衣装が使われているらしいが、1940年代までは伝統的に結婚式には最後の写真にあるように黒い衣装だったという。またこのような家や衣装による生活は、ガイドさんの祖母の時代まで、つまりは我々の親の時代まで行われていたと言うことになる。
 見学の後、隣にある店で買い物。パプリカ(600Ft×2)とコースター(800Ft×2)をお土産に買う。これはまた景品になる。

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5-10 ケチケメートへ

 ケチケメートへ向かう途中の道にコウノトリの巣がいくつか並んでいた。
 ドライバーさんが、うまく場所を見付けて止めてくれたので、しばしの撮影タイム。丁度良くコウノトリも姿を見せてくれた。
 暫く行くと、今度は、羊や牛の群れが見られた。

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5-11 ケチケメート <アラニーホモック 205号室>

ケチケメートホテル着(1743)

 ケチケメートに付くと、すぐにホテルへ行くのではなく、町を一周してくれた。おかげで全体の様子が良く分かった。というか、中心の大きな公園に主要部分が集中していて、その外周道路をぐるっと回ってくれたという感じ。我が家の結論としては、あまり大きくない町なので十分散歩の時に見て回れそうだ。
 19世紀後半からこの地方の砂地を生かして果樹栽培が行われ、現在でもアンズやプラムなどの果実栽培が盛ん。ハンガリー特産の蒸留酒パーリンカのなかでも、ケチケメート名産のアンズを使ったバラツク・パーリンカは特に有名だ。
 また、音楽家コダーイの生まれた町。コダーイは地方の村々へ行き、民謡を集めたり、ドレミファソラシドを作り、指導者としても活躍した人。市庁舎の鐘の音はこのコダーイの曲になっている。是非聞いてみて下さいというので、期待しよう。
 ホテルは、コシュート広場に面している。しかも我が家の部屋も広場に面しているので、市庁舎や教会の尖塔を見ることができた。まぁこれ以上は望んでは罰が当たるかもといった感じのロケーションだった。
 部屋は広くゆったりしている。初めてコーヒーセットが置かれていた。後はバスタブやドライヤー、小さめのベッドなどハンガリー規定通り。
 18時になって鐘の音が聞こえてきた。教会と市庁舎の鐘だ。コダーイの曲は、隣の教会の鐘と混じり合ってしまってよく分からず、とりあえずは感動を覚えるほどの物ではなかった。

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5-12 散策(1805~1910)

 夕食までまだ時間があるので恒例の散歩へ行く。今回の旅はホテルへ着くのが早いので、というより日が長くていつまでも明るいので,こうして散歩をする時間がたっぷりととれる。
 まず、ホテルに一番近い教会を見る。この大教会は、19世紀初頭に完成したたカトリック教会。ここの鐘が結構うるさい。
 次がメーンの市庁舎。ハンガリー世紀末建築として最初に建てられたもので、華やかな陶器の屋根瓦や花模様の装飾が施されている。レヒネルのに比べると、ややおとなしい感じがするとのことだが、素人目にはその辺りのことはよく分からない。
 他にもこの広場には、15世紀に立てられたルネサンス様式の塔を持つカルヴィン派の教会、この町で一番古く、600年前に建てられたフランシスコ派の聖ミクローシュ教会などがある。聖ミクローシュ教会に接してコダーイ音楽教育研究所がある。
 ここにも遺跡らしきものがあったが、子供の遊び場となっていた。
 広場を抜けて大通りの方へ行くと、色鮮やかな花模様の装飾が華麗なギャラリーCifrapalotaがある。ハンガリーの近代絵画作品を集めたギャラリーだそうだが、レヒネルの影響を受けたマールクシュ・ゲーザにより1914年に建設された。やはり、ジョルナイ製の屋根瓦を使用している。
 その向かいにあるのがシナゴーク。堂々とした姿で建っている。
 ホテルへ戻るときに、もう一度市庁舎の前で記念撮影。もう一度鐘を聞くために,ベンチに座ってそのときを待った。が、やはり隣の大教会の鐘がうるさくて、またこれがしつこく鳴るので、カリヨンのメロディがあるのかどうかよく分からなかった。
 右手を挙げているのはコシュート・ラヨシュ像。それでコシュート広場という。(http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10122907/)

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5-13 夕食(1930~)

 メニューは、サラダ、海魚のフライ、杏プリン。魚を食べないというハンガリー人が、我々が日本人だということでか、それともお値段的に安いのか、よく魚料理を出してくれる。が、魚の国から来ている身には、申し訳ないがあまり美味しいとは思わないのだ。

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5-14 部屋にて

 食事の後の散歩は無し。おとなしく荷物の整理などをして寝る。

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