ハンガリー全世界遺産訪問 第六日目

6、5月11日(水) 晴れ 走行距離約320㎞

起床(0430)朝の散歩(0515~0615)朝食(0620~)ケチケメートホテル発(0700)ホルトハージ(1020~1150)昼食(1208~1320)石橋(1328~1335)トカイ(1538~1700)リラフレドホテル着(1830)夕食(1930~2030)夜の散歩(2030~2051)就寝(2230)

6a ケチメイト(その2) と ホルトハージ

6-1 朝

起床(0430)

 今朝も早い。目覚めも早いが日の出も早く、既に朝日が窓から差し込んでくる。

6-2 朝の散歩(0515~0615)

 早速恒例の散歩へ出かけた。
 昨日と太陽の当たる方向が違っているので、また印象の異なる写真が撮れそうだ。
 朝早いせいで人も殆どいないので、それも気持ちがいい。
 花が水に濡れているので昨夜雨が降ったのかと思ったら、もう水撒きをしていたのだ。綺麗な町を保存するには、それなりの努力をしているようだ。
 そんなことに感心しながらまた、広場へ行って、周りの写真を撮った。日が当たった建物は輝いているように見えた。
 そこからコダーイ音楽研究所の横を通って、また町を一回りしてきた。とにかくケチケメートといえばコダーイ,という名が出るほど有名で、音楽教育を学ぶ人が世界各地から集まってくるそうだ。勿論、記念碑もあった。
 散歩の仕上げは、またもや市庁舎。山羊のマークが描かれているが、ケチケメートの語源は「歩く山羊」という意味から来ているそうだ。
 1時間ほどの散歩だったが、気持ちよかった。

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6-3 朝食(0620~)

 朝食はビュッフェのため、定番。特に変わったものがあるわけでは無いので、結果的に同じになってしまう。

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6-4 ホルトハージへ

ケチケメートホテル発(0700)

 ホテルを出発してひたすら走った。
 町から離れるにつれて牛や羊などが見られるようになった。ドナウ川とティサ川に挟まれたこの辺りは牧畜、農業が盛んな所というが、まさにそのようだ。
 8時10分頃、ティサ川を渡る。その前後に湿地帯があった。
 更に行くと道ばたに商品が並んでいた。ヨーロッパでこうしたことを目にするのはちょっと意外な気がしたが、売り手がいないのも気になった。もしかして日本のと同じ無人販売なのか?
 ホルトハージが近づくにつれ、平原が広がるようになった。
 そこに白鷺やコウノトリが餌をついばむ姿が見られるようになった。プスタでは、342種類の鳥類が確認されているそうだから、ほんの一部に過ぎない。
 そんな車窓風景を楽しんで,ようやくホルトハージへ着いた。
 結構長いバスの移動だった。

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6-5 ホルトハージ(1020~1150) wh_logo.gif259

 ヨーロッパ最大の自然保護区となっている大草原で、ブダペストと同じくらいの広さがある。平均の標高は108m程度。1972年ハンガリー最初の国立公園となった。そればかりでなく、「自然環境それ自体でなく、そこに形成された文化的景観が評価の対象となった。(日本語版ウィキペディア)」ということで、世界遺産の指定を1999年に獲得している。ということで、我が家の世界遺産としては、259個目のものとなった。 
 国立公園の中は車乗り入れ禁止ということで、観光は馬車で回ることになる。
 簡単な幌の付いた馬車に全員が乗ることになった。我が家は一番後ろの席をゲットした。写真を撮るのに都合がよいからだ。
 馬車は、がたがたの未舗装道を進む。なのでほこりがすごい。1台のみで良かった。前に馬車がいたらたまらん。

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6-5-1 動物たち

 ここでは、ハンガリー原産の灰色牛や馬、ねじれた角を持つラッカ羊、水牛の群れが草原に放し飼いになっている。馬車に乗ってそれらを見に行くのだ。

6-5-1-1 ビヴァイ(水牛)

 まず最初に水牛を見る。水牛は8世紀からこの地にいる。肉も食べるが、ミルクがモッツァレラチーズとなる。モッツァレラチーズといえば、イタリアで食べたあのおいしさを思い出す。ローマのよりもシチリアの方が美味しかった。が、残念ながら、こちらでは口にする機会はなかった。
 水牛たちは群れになって木の下に集まったり、水浴び(泥浴び?)をしたりしていた。

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6-5-1-2 マンガリツァ豚

 豚はマンガリツァという種類で、ハンガリーの特有種。かつては毛から帽子を作っていたが、今は家の暖房材として利用されるそうだ。体重は100kg前後もある。脂肪が70%と多いが、コレステロールは少ない。
 脂肪が多いということは霜降り?美味しいのだろうか。
 ここでは馬車を降りて見学した。ガイドさんは盛んに「豚ちゃん、豚ちゃん」と言うが、味の話はしなかったなあ。(ちなみにガイド氏はハンガリーではごく少数派のベジタリアン。)しかし、わざわざ豚を見に来るとは・・・。

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6-5-1-3 灰色牛

 灰色牛には、雄にも雌にも角があるが、この角、長いのが特徴だ。確かに写真で見るよりも立派に感じる。昔は14万頭もいたそうだ。これもハンガリーにしかいない。
 放し飼いにされているが、牧童と犬によって管理されている。
 コースの最後の方に、これに車を引かせて(牛車ということになるか)記念撮影させる人がいた。撮影させるためにいるといった方が合っているか。

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6-5-1-4 ラッカ羊

 ラッカ羊。ねじれた角をした羊でこれもハンガリーにしかいない。何故こういった特有種がいるのか、聞き損なった。でも、ここの数あるハンガリー独自種の中でも、この羊が一番特異。だから最後に見せる?
 雄の方が大きい角を持つ。ここには3~10歳の700頭のラッカがいるそうだ。
 ここにも牧童と犬がいた。

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6-5-2 馬術ショー

 いよいよ馬術ショーだ。ここの売り物の一つ、というより、これがメーンと言ってもいいだろう。
 他の馬術ショート違うところは、仕切られたショーの会場があるわけでは無く、観光馬車を見ると寄ってきて、その馬車の周りでショーをしてくれるところだ。
 ちょうど前のグループが終わった所で、我々の馬車が着くとすぐにやってくれた。
 最初はただグルグルと馬車の周りを回っているので、何をするのだろうと思ったら、徐々にスピードを上げてきた。これがあの5頭の馬の立ち乗りかとやっと気がついて慌ててシャッターを押した。かように、何の説明もなく突然に始まり次々と技をつないでいった。
 この5頭の馬乗りは、大使館の資料によると「オーストリア人画家が夢に出てきたものを絵に描いたところ、その絵を見たハンガリーの牧童が真似て練習しついに乗りこなせるようになったもの」だそうだ。
 他にも、犬のようにお座りをさせたり、寝かせたりする様子も見せてくれた。
 また、鞭が銃声のように聞こえる操り方も見せてくれた。戦場で馬が銃声に驚かないように工夫したのだそうだ。
 結構面白かった。夢中になると前へ前へ出てしまいそうになるが、すぐ目の前を馬が疾走しているので、要注意だ。

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6-5-3 戻る

 これで見学コースは終了。出発地点へ戻る。
 途中で、牛車に会い、記念撮影。その後は牛舎や餌のロールなどを見ながらのんびりと馬車にゆられて戻った。
 馬車から下りて馬小屋を見る。8部屋に分かれてそれぞれに馬がいた。ホルトバージ原産の馬がいるというが、これがそうか?

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6-6 昼食(1208~1320)

パン、グヤーシュスープ、ローストチキン・パプリカのピクルス・ポテト添え、チーズパイ、コーヒー

 敷地内のレストランで昼食。オープンテラスで気持ちよかった。

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